東日本大震災からまもなく2年になろうとしています。
わたしたちは、多くのものを失い、また、多くのことを学びました。
今は、学んだことが整理され、明日へつなぐ行動としてさまざまなところからさまざまな情報が発信されています。
先月、私の住む地域での「防災」についての学習会に参加して、講師の消防士さんから『(家庭での)循環備蓄』という言葉を教えていただきました。
お米や調味料、水、乾電池など、保存の利くものをある程度ストックして、1つ消費したら買い足すという備蓄方法です。
あの時を思い返して、わが家で必要な備蓄品をリストアップしてみました。
・ガソリン!!!
・灯油+反射式石油ストーブ
・米、調味料類
・乾電池(懐中電灯に合うもの)
・水(断水は免れましたが、水汲みはほんとに大変だった、と聞いたので)
・トイレットペーパー
電気を使わない石油ストーブは、宮城県沖地震(1978年6月)を経験して得た知識とか。
私は、こちらに嫁いでから知人に教えてもらいましたが、ひとつのストーブでご飯を炊き、味噌汁を作り、簡単な煮物を作り・・・質素なメニューでしたが、「こんなときだもの」不服はありません。
石油ストーブでご飯を炊くときは、しっかりした蓋のお鍋を使いましょう。
芋煮の鍋のような乗せるだけの蓋ではなく、蓋の縁が本体に入るようなもの・・・ガラスの蓋がベストです。
米を研ぎ、普通の水加減でストーブに乗せ、20分ほどしたら様子を見ます。
表面の小さな泡ぶくがプツ、プツ、とし出したら出来上がり。
ストーブから下ろして10分ほど蒸らします。
また、野菜を少し日干しして冷凍保存しておくのもおススメです。
たとえば、大根の皮を拍子切りしたものは、お味噌汁に。
大根の葉を刻んで少量の塩で揉み、冷凍したものは、炊き上がったご飯に混ぜて「菜飯(なめし)」に。
保温調理法もとても役に立ちました。
食料の備蓄品は、調理方法も考えながら揃えましょう。
環境研究会の「エコなクッキング」メニューはとても参考になります。
★環境研究会の干し大根・・・葉っぱつきで、煮物に最適♪
★保温調理は省エネだけではなく、野菜の旨みをぐ~んと引き出します♪
新聞紙&ひざ掛け、市販品、どちらでもOK!
また、「水」の備蓄については、一部の家庭だけで14億円分の期限切れ買い置き水があるという情報もあります。
ストックしたものは、定期的にチェックして賞味期限・消費期限が切れて捨てることがないようにしましょう。
「これくらいなら、やってるわ」という方も多いと思いますが、この『循環備蓄』という言葉をぜひ覚えて欲しいと思います。
仙台市のホームページでも紹介していますのでご覧ください。→http://www.city.sendai.jp/shobo/1201570_2447.html
震災時は、雪がちらつき、とても寒かったのを覚えています。あの寒さの中、食品などを求めてお店の前に何時間も並んだ方も多いと思いますが、この『循環備蓄』を意識して生活していれば、3日は買い物なしで過ごせる(理想は1週間ですが)と思います。
災害時のためのエコなお料理メニューをお持ちの方は、ぜひ!『冬の省エネチャレンジ』でご紹介ください!
チャレンジシートの提出〆切は、2月末日です☆
冬の省エネチャレンジ→http://www.miyagi.coop/member/kankyou/news/detail/6/