鳴子上原牛乳 搾乳風景

投稿者: みのり  2012年6月26日(火曜日) 14時34分|産地だよりRSS 2.0

みのりです。今回はめぐみ野牛乳のDVDを作成することになり、取材に同行しました。この日は土曜日でしたが、生産者は土曜も日曜も無く、毎日朝7時前から搾乳を行っています。搾乳の時間に合わせてお邪魔しました。

 

集合場所の鳴子上原酪農組合の集会所的なところにある牛の銅像。

 

鳴子上原地区は戦後まもなく開拓された酪農地帯です。山間の地域ですから、気温が低く穀物や野菜の栽培は適しません。一方で空気は清浄で岩山から湧き出る水を飼育に利用できる恵まれた自然は、乳牛の飼育環境としては申し分ありません。早朝ということもあり、非常にさわやかな空気が立ち込めていました。

畜魂碑と拓魂碑。開拓者の魂と乳牛への鎮魂の思いを込めて建てられています。

集会所に飾られていました。上が畜産委員会からの寄せ書き。20日に産地見学に来る予定だったそうですが、台風で中止になったとのこと。下は先日受賞しました平成23年度農林水産省環境保全農業コンクール優秀賞の賞状と盾。生協とのタオル一本運動の取り組みなども受賞理由に入っています。

めぐみ野牛乳の生産者の千葉さん宅にお邪魔しました。

牛舎の中の風景。今から搾乳に入ります。

朝ご飯の途中でしょうか。とはいっても牛は一日中もぐもぐしていますが。

千葉さんが一頭一頭、乳房を丁寧にタオルで拭いています。乳房は1頭に4つずつ付いています。搾乳は朝夕2回。写真ではわかりづらいかな?下の写真は搾乳機で絞っている状態です。

 

こちらは奥様のご様子。毎日こんなにタオルは使われているんですねえ。何個あっても足りません。タオル1本運動に是非ご協力を。

搾乳した原乳はパイプを通ってこちらのタンクへ集められます。徹底した衛生管理で鳴子上原の原乳の生菌数は抑えられています。(県内トップクラスの品質)

作業は延々と続きます。20頭以上いましたので、毎朝2時間以上かけて搾乳しています。

こちらは生産者の千葉さんではありませんが、取材に同行していただいた組合長の片倉さんです。片倉さんは搾乳しなくていいのと聞いたら、奥様と息子さんが作業をしてくれているとのこと。後継者もしっかり育っていて安心です。

 

ただ今、めぐみ野牛乳の供給状況が思わしくありません。生産者・産地が限定されていて、飼育方法もはっきりしている安全・安心でおいしい牛乳です。もうすぐ売り場でおすすめのDVDを流しますので、是非めぐみ野牛乳をご利用下さい。生産者は皆さんにおいしい牛乳を飲んでもらうために、毎日頑張っています!!


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