めぐみ野石巻いちごボランテイア作業

投稿者: みのり  2012年8月1日(水曜日) 11時10分|めぐみ野交流RSS 2.0

めぐみ野いちごの産地は角田と石巻の2ヶ所ですが、石巻の生産者は4名でした。昨年の東日本大震災の津波の影響で2名の生産者が被災しました。津波でハウスと自宅が全壊となった桜井さんは同じ場所での生産再開を断念し、別の地域の畑を借りました。仮設住宅から通いながらハウスいちごの生産を再開しました。

 

幸いなことに、2反ほどの土地を貸してくれる方がいたこと、さらに国の補助事業で大型ハウスの設置が可能となりました。資材は国の補助がおりますが、人手は自前で確保しなければなりません。桜井さんは今年の冬、クリスマス時期からのいちご出荷再開を目指して準備を始めています。炎天下の7月28日(土)に生協職員有志とその子供たち一行で若干のお手伝いをしてきました。

 

冬の出荷に向けて苗作りの真っ最中でした。まず親株からつる(ランナー)がどんどん伸びていきます。このつる(ランナー)をポット(苗床)に誘引してどんどん植えつけていきます。苗床に活着すればそこからまたいちご苗がすくすく成長し始めます。今回は親株からポットへ誘引したつる(ランナー)を一つ一つ切り離し、親株とポットの苗床を整理して並べ替える作業をお手伝いしました。

 

30度を超える外気温のうえに、風の通らないハウス内の作業は、うだるような暑さでなかなかハード!!大人たちはヘロヘロでしたが、子供たちの頑張りで何とか作業を終えることができました。

この後育苗させながら、先ほどの設営中のハウス内に定植を行い、冬の出荷に向けて育てていきます。家屋もハウスも全壊になりながら、なんとか今冬の出荷再開にこぎつけられそうです。ただ、仮設住宅から通いながら、離れた場所に土地を借りて作業をしているため、休む場所や選別・パック詰めする場所も確保されていません。生産者・産地限定の使用用途を明確にした募金にまた取り組みますので、その募金で桜井さんのハウスの場所に休憩・作業用のプレハブ資金に活用できないかと考えています。募金活動の際はぜひご協力ください。引き続き、めぐみ野いちごをよろしくお願いいたします。

 


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