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コープの知恵袋

「教育資金」で知っておきたい5つのこと!

今回は、みやぎ生協LPA(ライフプラン・アドバイザー)から「教育資金」についてをアドバイスします。

教育費が「いつ」かかるかは、子どもが生まれると同時にほぼ確定しますが、「いくら」かかるかは子どもの進路プランによって個人差があります。進学先が国公立か私立か、文系・理系・医科歯科系か、さらに自宅から通学するか自宅を離れて一人暮らしをするかなどによっても、教育資金は大きく変わってきます。そんな教育にかかるお金について皆さんに知っていただきたい5つのポイントを紹介します。

1.教育費は人生の三大資金の一つです

人生の三大資金とは「住宅資金」「教育資金」「老後資金」のことです。この三つはいずれも多額のお金がかかり、急に用意できないものです。そのために計画的にマネープランをたてましょう。
【資金の性格】
それぞれの資金の性格に合わせたプラン作りが大切です。特に「教育資金」は必要になったときに待ったがききません。計画的に貯めていきたいですね。ほかの二つの資金とのバランスも考えましょう。

2.必要な資金を見積もるために教育方針を決めましょう


保育所・幼稚園から始まって、高等教育までの進学スケジュールを立ててみましょう。お子さんが小さいときは親の理想で、自分の意見を言えるようになったらお子さんとも話し合って決めると良いですね。
【進学スケジュール】

公立か私立か、自宅から通えるかどうかで教育費は変ってきます。また、習い事や塾などに通わせるかによっても違います。下の表で目安の金額を計算してみましょう。


文部科学省「平成30年度 子供の学習費調査」より
*学校教育費は授業料、遠足費、教材費、制服、学校納付金などの費用
*学校外活動費は補助教材を含む、塾や習い事にかかる費用
*幼稚園は無償化以前の費用



いかがですか?全部公立に進んでも、かなりな金額になりますね。
全部私立だとその3倍近くになります。早くからお子さんの進路について考え準備することが必要ですね。

3.大学進学資金を目指して貯めましょう

平成29年度から幼児教育無償化、令和2年度から高等学校等就学支援金制度が始まりました。年収制限はありますが、これらの制度によって、家庭の負担はかなり減ったので、高校までの教育資金は日常の家計からの支出でまかなうようにするといいですね。その上で高校以降の大学・専門学校に向けて教育資金を準備しましょう。
上の表から国立の大学にかかる資金は総額で約250万円です。専門学校も一年間にかかる費用は同じくらいといわれています。
まず200万円、これを目標にして貯めていきたいですね。

4.こうやって貯めましょう

200万円は大きなお金ですが、児童手当を使って貯める方法をご紹介します。




お子さんが生まれたときから中学卒業までに給付される児童手当をそのまま貯めると、


中学卒業までに162万円たまることになります。
高校在学中に毎月1万円ずつ貯めると、36万円貯まるので、
162万円+36万円=198万円 になります。これに小学校や中学校の入学祝い等を足したら貯められる気がしませんか?
*世帯主の年収960万円以上の世帯は子ども一人につき一律5000円の支給
*令和4年10月から世帯主の年収1200万円以上の世帯は支給停止

5.家族に協力してもらいましょう


(1)児童手当を上手に貯めるポイントは、なるべく早くから始めることです。そして生活費とは別の口座を作って管理しましょう。自動積立貯蓄をおすすめします。夫婦で話し合って管理し、「今月苦しいから、ちょっと借りて・・・」はしないようにしましょう。
(2)学校外活動費は親や子どもの希望によってかける費用です。ある程度の年齢になったらお子さんとよく相談し、塾や習い事を整理して教育資金を貯めましょう。

6.最後に

教育資金計画を立ててみてどうでしたか?
一度立てた教育資金計画も教育費の変化、国の制度の変更、個人の進路の変更などのその後の事情によって変わる場合があります。
その時は計画を立て直し、なるべく希望がかなうようにしたいですね。
また、足りない場合もあると思います。その場合も進学をあきらめるのではなく、色々な手段を検討してみましょう。
教育ローン、奨学金、アルバイト、身内からの援助、などが考えられます。
教育ローンは親の借金になります。親のセカンドライフプランと老後資金を考えた上で利用しましょう。
貸与型の奨学金はお子さんの借金になるので制度をよく理解した上で利用すると良いですね。


幼児教育無償化や高等学校等就学支援金制度は家庭の教育費の負担を減らすために設けられた新しい制度です。お子さん達の未来は国の未来でも有ります。
大学進学資金の負担を減らすような新しい制度を国に要望していくことも大切ではないでしょうか。

みやぎ生協ライフプランニング活動は皆様のくらしを応援いたします。

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