おすすめ絵本

「もこ もこもこ」
作:谷川(たにがわ) 俊太郎(しゅんたろう)
絵:元永(もとなが) 定正(さだまさ)
出版社:分研出版
◆「C.T」さんおすすめの絵本◆2023/3/6
うちのこはえほんが好きですけど、これはなかなか興味を持たないなぁと奥にしまってました。でも1歳9ヶ月になって急にくいついてきました。定番の本はやっぱりどのこも食いつくんですね。
◆コープこやぎの保育園:山崎園長先生のおすすめ絵本◆2019/3/27
ページをめくると
あおい空とむらさき色の地面の中に「しーん」のことば
またページをめくると・・・・・。
文字が読めなくても次のページをめってみたい気持ちにさせてくれるすてきな絵
そこに「もこ」「もこもこ」「にょきにょき」・・・・とシンプルなことばがついて
こんどはどうなるのかなという期待をもたせてくれる、ふしぎなふしぎなおもしろい
絵本です。
保育園のこどもたちの大好きな絵本です。

プロフィール
山崎 秋子(やまざき あきこ)
1954年 宮城県白石市生まれ。
公立保育園の保育士、園長を経て、現在、社会福祉法人こーぷ福祉会 コープこやぎの保育園 園長として活動中。
「絵本がどうして大切」
私にとって「絵本は、すてきなすてきな宝物」です。
私が保育士になったばかりの頃を思い出すと、いつも絵本1冊を持って子どもたちの前にたっていました。その本を読んでやると子どもたちの目がキラキラ輝き、すんなりその日の活動にのってきてくました。絵本は、新人の私にとって子どもたちと仲良くなるための宝物だったと思います。
その後絵本は、私の保育にはなくてはならない物になり、絵本を通して子どもと一緒に夢の中へふしぎな世界へと保育を進めていくことができるよになりました。
そして「絵本ってすてき、すばらしい」「絵本は子どもたちに魔法をかけてくれるすてきなすてきな宝物」となったのです。
それは言葉が全くでない2歳女児との出会いがあったからです。
この子に私の気持ちを伝えるにはどうしたらよいのだろうか?そうだ、ノンタンの絵本が好きでいつも持ってくる。その本を抱っこして読んでやろうとずーと続けました。
そうしたら4歳の春に「ハーイ」が言えたのです。その後少しずつ言葉が増えて話すようになりました。ノンタンの絵本を開き言葉をだすようになったのです。
絵本を通して私の気持ちが伝わり、子どもの気持ちを動かし言葉につながったのではないかと思うのです。
絵本は、私の気持ちを伝えてくれ、子どもの心にふわっとあったかい記憶が残せるとしたらそれはすばらしいことだと思うのです。
絵本という私にとってすてきなすてきな宝物があったからこそ、豊でおもしろい世界を子どもと共有できる保育という仕事がやめられないのです。そして一人一人を大切にして「子ども保護者にとって笑顔いっぱいの保育園」をめざして歩み続けるのだと思います。
絵本は私にとって「すてきなすてきな宝物」なのです。