東松島市の産直生産者の話

投稿者: げんさん  2011年5月9日(月曜日) 17時24分|旬菜市場RSS 2.0

東松島市で旬菜市場への生産をしているSさんは、田畑も自宅も津波に浸水がありました。今年一年または来年までは自分の畑での野菜作りが出来ませんが、部会の仲間から苗を譲ってもらったりして別の地域にある畑で生産するつもりでした。ところが、なんと4月22日になって津波に被災したはずのアスパラガスの芽が出てきたのです。他の野菜も抜いてみたら、真っ白な新しい根が出ているではありませんか。栽培指導のK先生の指導で、すべての畑を耕し始めました。耕すことで、降った雨が土にしみ込み塩分が早めに除去できるからです。

↑別の生産者のハウスですが津波の浸水がたった数センチあったハウスです

 別の土地の畑での栽培をしながら、自宅回りの畑も一日でも早く使えるように作業を急いでいます。

別の生産者のHさんも、西多賀店のエリアリーダー(組合員の地域の役員)さんから電話をもらい折れそうになっていた気持ちが吹き飛び「家計や自分のためにだけ野菜を作っているのではないんだ。メンバーのためにたくさんの野菜を作ろう」と決意を新たにしています。納屋が全壊したり、自宅のかわらが落ちたり、家の中もめちゃくちゃになってしまいましたが、春野菜や夏野菜をいつもよりたくさん栽培しています。

↑いつもよりたくさんのブロッコリーの苗を作っています。


「東松島市の産直生産者の話」に対して2件のコメントが寄せられています。

  1. 熊のぶーさん より:

    お店で産直生産者さんのビデオを見ました。元気なお姿や前向きなコメントにホットしていたのですが、げんさんのブログを見てショックを受けました。
    今は、そんな思いをして出荷してくださっている産直生産者さんの商品を買い続けて行く事が私の出来る唯一の支援だと思っています。
    げんさんもお体に気をつけてたくさんの生産者さんの事を又、私達に教えてくださいね。
    今度は、是非Sさんの津波で浸水してもがんばって芽をだしたお野菜の写真を見せてください。

  2. げんさん より:

    熊のぶーさんさん。長い間、ブログを休んでいて申し訳ございませんでした。可能な限り更新いたしますのでよろしくお願いいたします。

コメントを投稿