角田の産直豚の話

投稿者: げんさん  2011年5月9日(月曜日) 17時40分|めぐみ野(産直)商品RSS 2.0

産直豚の生産者で仙台空港の近くで養豚をしていた方は津波で800頭位の豚と施設がすべて流されてしまいました。動物の生命力はすばらしく、1週間たって「豚が歩き回っている」と連絡が入ったため行ってみたら生き残っていたそうです。同じ産直生産者が手塩にかけた産直豚なのでSさんが引き取りました。その後も次々と豚が見つかり合計80頭となり、Sさんが引き取った分以外は栗原市の豚舎で飼育しています。

 Sさんも、電気、水、エサがなく大変困りました。石巻の飼料工場が被災したためエサが作れなくなったからです。全国の他の工場からもいつ届くかわからない状況だったので「摂取制限」をしました。かわいそうですが、生命を維持するギリギリの量しかエサをやれなかったのです。

現在は、飼料用米を加えた指定配合は作れず一般流通の飼料を食べさせていますが、みやぎの産直の三つの大原則である①どこの誰が作ったかがわかる ②どのように作ったかがわかる ③メンバー(組合員)と交流をしながら進めている を満たしていますので産直品として供給を続けます。


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