角田の産直牛乳の話

投稿者: げんさん  2011年5月10日(火曜日) 10時28分|めぐみ野(産直)商品RSS 2.0

角田の産直牛乳生産者のWさんご夫婦(4月18日)

3月11日には産直実務者全体会議の会場の田尻で被災しました。他の生産者とともに角田にたどり着いた時には翌日になっていました。乳牛は乳をしぼらないと乳房炎などの病気にかかってしまいますので、自家発電を使って搾乳しました。停電により搾った原乳を冷やすことができないため、せっかくしぼった原乳を1週間捨て続けました。飼料は石巻の工場が全壊したことで入荷が無くなり、乳牛のエサも配合飼料を少なくして干草などを主に与えました。

電気が通った後も、原乳を冷やす装置やパイプを何回も洗い稼動させ、菌が居ないことを確認してから出荷ができるようになりました。まずは、お世話になったメンバーや生協に牛乳を届けたいと考え亘理店や白石店、大河原店などの店舗と生協本部に原乳を届けてくれました。原乳をしぼり冷却することができるようになりましたが、産直角田丸森牛乳を製造している工場が津波の被害で大打撃を受けていたため組合を通じて県外に出荷しています。乳業会社の工場は5月末には普及できる予定です。メンバーの皆さん、長らくお待たせいたしました。鳴子上原牛乳も5月末の同じ日からお届けできると思います。もちろん店舗・共同購入ともに再開です。

鳴子上原の産直牛乳生産者のKさん(4月11日)


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