産直生産者への応援ボランティア

投稿者: げんさん  2011年5月24日(火曜日) 09時24分|震災復興RSS 2.0

5月21日(土)、みやぎ生協の職員10名が石巻産直きゅうりの生産者のところに泥かきボランティアに行きました。5月28日(土)は20名を募集中です。津波によってもたらされた汚泥が3cm位の厚さで重なっているのを、けずり運び出す作業です。その後に除塩作業をして植物が育つ環境に戻します。同時平行で、塩水化してしまった井戸水も改善しなければなりません。

参加した職員の感想です。

Aさんのところは2メートルくらい水があがり、ハウスに車が数台突っ込んだそうです。家も1階は住めません。津波の直後は瓦礫や汚泥でハウス内はめちゃくちゃ、農業はもうやめようと思ったそうです。
しかし、その思いを変えたのは、がれきを撤去してくれたボランティアさんたちの力だとも言いました。
21日はAさんのご主人は参加されていませんでした。聞くと、現金収入が無くなったのでアルバイトに出かけているとのこと。大学生の子ども二人をかかえているので・・・、とおっしゃり、私は返す言葉もなくうなづくしかできませんでした。
21日は作業は完了まではいきませんでしたが、最後にAさんからこんなお礼の言葉をもらいました。「秋からの出荷は難しいかもしれないけれども、できるだけ産直きゅうりを出せるよう、がんばります」。 疲れましたが、Aさんのその一言でふっとびました。
21日の作業は、Aさんにとっても、きっとはげみにもなることとと思います。「あんときがんばってもらったんだから・・・」。
そして、参加した職員の人たちにとっても産直品への思い入れや地域復興への協力のような生協らしい思いが高まったのではと思います。 
店舗や共同購入の職員に、半日(2時間)だけでもよいので数多く参加してもらえれば、お互いにとってあらためてよいことだと思います。

長い年月がかかりますが、必ず復興します。


コメントを投稿